村上春樹 中国 ノーベル賞

村上春樹の「中国などに謝罪すべき」発言は巧妙なノーベル賞戦略?

村上春樹さんの「相手国が納得するまで謝罪すべき」との発言が話題
ですが、これはノーベル賞受賞のための高度な戦術なのでは?という
説を検証してみました

 

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時代と歴史と物語を語る

 

「時代と歴史と物語と」と題した4500字を超える長文インタビュー
であり共同通信が配信して東京新聞(17日)西日本新聞(19日)
神戸新聞(21日)などで取り扱われました。

 

【抜粋・要旨】

 

・日本が経済大国で中国も韓国も途上国という時には、その関係の中
 でいろんな問題が抑え込まれていました。ところが中国・韓国の国力
 が上がって、その構造が崩れ、封印されていた問題が噴き出してきて
 いる。

 

・歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと
 僕は思う。相手国が「すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝
 ってくれたから、わかりました、もういいでしょう」と言うまで謝る
 しかないんじゃないかな。
 謝ることは恥ずかしいことではありません。
 細かい事実はともかく他国に侵略したという大筋は事実なんだから。

 

反響

 

・掲載日の翌日に朝鮮日報が「村上春樹氏がインタビューで日本は相手国
 が納得するまで謝罪すべきと述べた」と報道し
 社説で「安倍首相は村上春樹氏の良心の声に耳を傾けるべき」と論説

 

・ネットなどで中国からは当然ながら好意的にとらえる反応が多いようです。

 

批判する人も

 

作家・百田尚樹氏はツイッターで
「そんなこと言うてもノーベル賞はもらわれへんと思うよ」

 

「小説家なら、相手が『もういい』と言う人間かどうか、見抜けそうなもんだ
 が...。それとも本音は『1000年以上謝り続けろ』と言いたいのかな」

 

「それにしても、村上春樹もそこまで言うなら、自分が韓国に言って謝って
 きたらいいのに」

 

 などとコメント。このあたりは百田尚樹氏の今までのスタンスをかんがみれば
 当然の反応ですが。

 

ノーベル賞受賞に向けての戦略?

 

こうした発言は、ここ数年ノーベル賞受賞を逃している村上春樹さんの
中国や韓国などの大きな東アジアマーケットの支持を得るための戦略なのでは?
という見方も一部にはあるようです。

 

このような指摘もありますし

 

【出典:「村上春樹氏のノーベル文学賞受賞が厳しい理由とは」

 

【趣旨】
・「有力候補」などというのは周囲の勝手な予想に過ぎない。
 選考委員会は候補を公表しているわけではなく「50年経つと候補を公開すること」
 となっており
 例えば三島由紀夫が最終段階まで有力候補であった事がわかったりした。
 村上春樹さんがこのまま受賞しなければ、本当に候補に入っているかどうかは
 50年経たないとわからない

 

日本ペンクラブ会員でないと不利

 

 川端康成は同会の会長を17年という長期にわたって務めており
 大江健三郎もペンクラブ理事・副会長だった。
 両者とも例えば国際ペンクラブ大会の日本開催や海外での発信などで西洋
 諸国への「根回し」は実はしっかりしていた。

 

政治的スタンスも関係?

 

 ノーベル賞委員会はリベラルな思想を持つ傾向があり
 例えばアメリカで初めてノーベル文学賞を受賞したシンクレア・ルイスや
 授与されたが辞退したサルトルは社会主義的思想の持ち主として知られ
 日本では保守派と見られる川端康成も
 「ぬかりなく平和主義の仮面をかぶり続けた」とのこと

 

村上春樹さんの最近の言動

 

 かっては政治的発言とは距離をおいていたのですが、近年は
 イスラエルの文学賞授賞式でスピーチをしたり、カタルーニャ賞のスピーチで
 反原発の立場を表明したりと、海外向けの発信をしているのではとの指摘も
 あります。

 

ノーベル賞には思想的・政治的スタンスが関係?ましてや根回しなんて?とも
思います。
そういった点もまったくなくはないのでしょうが、基本的には文学的価値が最大の評価
ポイントであろうかと思いたいですね。
海外・国内を問わず村上春樹さんの人気は揺るがないものなのですから
それに加えて今後はさらなる評価がされれな、同じ日本人として嬉しい限りですね。

 

インタビュー詳細はこちら
【出典:「村上春樹さん、時代と歴史と物語を語る(上)」

 

村上春樹さんの珍しい肉声スピーチです

 

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