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4次元ピンポイント放射線治療の歴

 

【4次元ピンポイント放射線治療の歴史】

昨今の癌治療においては従来に比べて精密な画像診断による正確な放射線治療を行う事が可能となっております。

その中でも北海道大学においては診断の精度を空間的だけに留まらずに時間的な精度も含めて向上させた「4次元放射線治療」を1998年に世界初で開発をして今まで発展させて参りました。

 

【4次元ピンポイント放射線治療の概要】

では次に4次元ピンポイント放射線治療についての概要ですが、この治療方法は体内において心拍や呼吸、腸動等による影響で活動している腫瘍の回転や平行移動、変形等を測定する事でこれらに合った治療を行う事となっております。

また、これを目的とした「動体追跡照射装置」と呼ばれるX線治療装置は北海道大学によって日本とアメリカの特許を取得しております。

 

【どの様な病気に効果があるのか?】

では4次元ピンポイント放射線治療はどの様な病気に効果があるのかと言うと、例えば呼吸器官の機能が悪い患者だとしても腫瘍の大小に関わらずに癌細胞を消滅させる為に必要な線量を十分に充てる事が可能となるのです。

また照射を行う対象の体積が少ないですのでその分副作用として症状が出るリスクが少なく、また感じる事も軽減しますので具体的には6センチ以下の肺癌や肝癌では効果を発揮して、概ね1週間以内での入院と外来通院をする事で治療ができる様になっています。

更にこの治療方法は原発性・転移性肺癌や脊髄動静脈奇形に対しても2000年に高度先進医療となる『体幹部病巣に対する直線加速器を用いた定位放射線治療』において国内では初の承認を受け、今では全国から治療を目的とした患者が通院をしています。

 

【患者から喜ばれる理由】

また4次元ピンポイント放射線治療の実現に関して患者からの喜びの声が絶えないのですが、それはどうしてなのかと言いますと、腫瘍が6センチ以下でありリンパ節や他の臓器への転移が無いとしても呼吸器系の機能が悪い事から手術が出来なかった肺癌の患者やどうしても手術を受け入れる気持ちになれなかった患者には今まで有効な手段がありませんでした。

ですので4次元ピンポイント放射線治療を活用する事で腫瘍が消滅して長生きできている人が増えているのです。

 

【世界からの注目度について】

4次元ピンポイント放射線治療は世界からの注目度も高くなっています。

具体的にはスタンフォード大学、M.D. アンダーソン病院、ミシガン大学、ヴァージニア大学に代表される医療関連のスタッフからの見学者が絶えません。

尚、アメリカのハーバード大学、オランダ国立癌センター等の世界で一流の施設のスタッフも北大病院に研修に来ながら共同研究をしてきました。

そしてついに今年の6月にはハーバード大学附属のマサチューセッツ総合病院では北大病院が開発をした動体追跡装置に似た装置の開発導入する事が決定したのです。

また今年の米国放射能主要学会において4次元ピンポイント放射線治療の概念が中心テーマとして取り上げられたのでした。

 

【画像診断技術の向上】

また4次元ピンポイント放射線治療は高精度の診断があって成り立つ事も忘れてはなりません。

そして画像診断についてCT、MRI、PET

が病棟のコンピューターの端末で見られる様になっているのは既にご存知の方も多いと思いますが、北大病院における放射線治療の一番の特徴は諸外国に比べても最も早い時期より画像ネットワークを取り入れて整備してきたのでした。

ですので北大病院で築かれた情報や画像ネットワークは患者への迅速かつ正確な診断や説明に役立っており、これからの新しい診断方法や治療方法の開発の基盤となる事になるでしょう。【4次元ピンポイント放射線治療の保険適応について】
4次元ピンポイント放射線治療は保険の適応外となりますので自由診療となります。
ですので費用が発生しますが、治療費が年間で300万円を超えた場合には低額となりまして、更に500万円を超えると以降は無料となります。

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