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がんに負けない。がん患者に希望を与える遺伝子スィッチのがんとの関連

がんと告白されて絶望を感じる人は少なくないです。

 

だけど、昔と違ってがんは克服できるようになってきました。

 

医学は日々、進歩続けているからです。

 

・運命を変える!?DNAスイッチ

 

人間の身体は細胞で構成しています。

 

細胞はそれぞれ、違う働きを持っていて人の身体を動かしています。

 

細胞の中には遺伝子というものが存在します。

 

遺伝子にはスイッチみたいなものがあり、切り替えすることによって遺伝子の働きが変化します。

 

変化した結果、体質や能力に病気のなりやすさまで影響するそうです。

 

病気のなりやすさが影響するということはがんなどの病気を克服することも可能になります。

 

実際、遺伝子にあるスィッチを替えて、がんを克服できた人もいます。

 

遺伝子のスィッチを切り替えて病気に負けない身体になりましょう。

 

・一卵性双生児によってDNAスイッチの存在を知る

 

遺伝子の研究では一卵性双生児の存在が大きいと言われています。

 

何故なら、一卵性双生児はほぼ、同じ遺伝子を持っているからです。

 

それなのに、彼らが成長していく上で体質や性格などが変化していきます。

 

例えば、赤ん坊の時は見分けがつかなかったのに、成長していくうちに見分けがついてきます。

 

中には顔立ちまで変わってしまう一卵性の双子もいます。

 

一卵性双生児のデーターによると生まれついての遺伝子が原因でがんになる確率は8パーセントです。

 

同じDNAを持っていくのに何故、違いが出てくるのでしょう。

 

そこから遺伝子のメカニズムの研究がすすみ、DNAスイッチの存在が明らかになっていきます。

 

同じDNAを持っていても環境などによってDNAスイッチがオフになったりオンになることが確認できました。

 

・気になるDNAスイッチのオンオフとは

 

健康な人間には「がんを抑える遺伝子」が存在しています。

 

この「がんを抑える遺伝子」でがんの発症を抑えることができます。

 

つまり、この遺伝子があるからがんが発生しないと言い切ることができるでしょう。

 

その反面、がんになる人は大勢います。

 

例えば、乳がんの場合、「11人のうち、1人の割合で乳がんになる」と言われています。

 

原因は「がんを抑える遺伝子」にはスィッチみたいなものがあり、オンオフができると言われています。

 

それではオフになるとどうなるかを説明する前に「がんを抑える遺伝子」はどんなものか調べてみました。

 

「がんを抑える遺伝子」の上を細胞が通ると細胞の設計図が読み取ることができます。

 

その情報をもとにして「がんの増殖を抑える物質」」が分泌されます。

 

その結果、がんを抑えることが可能になります。

 

だけど、オフになると「がんを抑える遺伝子」自体、折り込まれています。

 

折り込まれていては当然、設計図も読み取ることもできないので「がんの増殖を抑える物質」も作りません。

 

そうなるとがん細胞は増えていくばかりです。

 

・何で「がんを抑える遺伝子」がオフになっているのか

 

DNAスイッチをオフした犯人は「DNAメチル化酵素」です。

 

この酵素は、「メチル基」と呼ばれて磁石のような働きがあります。

 

周囲の物質を引き寄せてしまうのでそのせいで「がんを抑える遺伝子」が折りたたまれてしまいます。

 

この「DNAメチル化酵素」の発生をおさえるためにDNAスイッチをオンにしなくてはいけません。

 

ちなみにDNAスイッチの切り替えは2万個ある全ての遺伝子で起きる可能性があります。

 

オフのままでは「がんを抑える遺伝子」が役にたたないことになります。

 

・がんを撃退、運命を変える方法

 

DNAスイッチの切り替えが自在にできればがんを撃退することが可能です。

 

ただし、DNAスイッチのメカニズムはまだ研究途中です。

 

先に記載した「DNAメチル化酵素」の量は運動や食事の量などで変化していきます。

 

「DNAメチル化酵素」を薬でコントロールする研究も進んでいます。

 

研究しているのはアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究チームです。

 

臨床試験もすでに始まっています。

 

臨床試験の内容を確認してみました。

 

参加したのは末期の肺がん患者45名です。

 

臨床試験後、3割の人に効果が見られ、腫瘍すらなくなった人もいました。

 

臨床試験に使ったのはDNAスイッチの切り替えを可能としたのは「エピジェネティック薬」と呼ばれる薬です。

 

・がん治療の特効薬

 

DNAスイッチの切り替えを可能とする薬は実用化しています。

 

臨床実験はすでに日本に広がっています。

 

日本の場合、国内で7000人もの小児がんの子どもたちを対象となります。

 

今回、小児がんの子どもたちを選んだのは小児がんの多くが「がんを抑える遺伝子」のスィッチかオフになっていると確認されているからです。

 

中心におこなっているのは大阪市立総合医療センターや国立がんセンターになります。

 

3年かけて病気の子どもを助けるために実施されました。

 

DNAスイッチの切り替えを可能になる薬は先に記載した「エピジェネティック薬」以外にも存在します。

 

今回、、使用した薬は「デシタビン」と呼ばれています。

 

 

・最後にDNAスイッチのメカニズムに迫る

 

がんを克服するだけでなく、人の運命も変えることができるDNAスイッチ。

 

DNAスイッチには様々なメカニズムが存在しています。

 

その結果、DNAのスイッチを切り替える薬も様々なメカニズムによって沢山の薬が存在します。

 

乳がんや大腸がんなど、多くのがん治療に対応する研究も進んでいます。

 

開発されている多くの薬は「がんを抑える遺伝子」の働きを正常に戻すことができます。

 

臨床実験でも効果を挙げています。

 

抗がん剤や免疫療法などの従来の治療法を組み合わることによってがんの完全克服を目指すことが可能になりました。

 

現在、がん治療を行っている患者の希望の光になるはずです。

 

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